All The Money In The World
グビの「セミペンダント47」。GQ 9月号のインテリア特集で、インテリアスタイリストなどを務めて人気の窪川勝哉さんと回った一軒「CIBONE」で見つけたもの。デンマークの名デザインです。これ、このあいだ観たリドリー・スコット監督の「ゲティ家の身代金」All The Money In The...
View Article蟹はどこから来るのか
冷たく澄んだ海の恵み。それがノルウェイの特産物の特徴だとか。ノルウェイサーモンは有名だけれど、いまノルウェイが推しているのが蟹。キングクラブ、あるいは日本ふうにノルウェイタラバガニと呼ばれています。ぼくはこのあいだ北参道の超人気店「シンシアSincere」でこのノルウェイタラバガニをメインに使った料理コースを食べる機会がありました。石井真介シェフと2019年「ボキューズドール」賞のノルウェイからの代...
View Articleいまが盛りの
7月と8月は鱧(ハモ)の季節です。京都を中心に関西のものだったけれど、最近では東京でも食べられます。先刻ご承知ですよね。東京は東京ならではの料理があるけれど、銀座「下鴨茶寮(しもがもさりょう)...
View Articleこういう名物って
スポーツカーの試乗会で訪れたドイツのベルヒテスガーデン。山の中のレストランのデザートに出てきたのはこの巨大なシュークリームのようなケーキ。中には生クリームが入っているだけ。ひたすら食べます。でももちろん途中でギブアップとなります。ホストの英国人たちも平らげているひとはいなかったようです。ここのスペシャルかと思っていたら……「ケンピンスキ・ベルヒテスガーデン」の地元の名物コーナーにもこのケーキのミニア...
View Article明日を忘れて、とにかく旨い餃子だな。——誘い文句で差をつける。神保町の神田餃子屋本店のネギだく『ねぎ味噌餃子』
GQは、その名をGentleman Quarterly、紳士の季刊誌としたメディアです。なんだか、いつもより少し背筋を伸ばしたくなりますね。それじゃ早速、食事の誘い方を交えつつ美味しい話をはじめましょうか。この日、時久紳士(ジキュウ...
View Articleハディドとワン
以前にも紹介した「ピレリカレンダー」2019年度版の制作が進んでいる模様。ぼくのところにも経過報告第2弾が送られてきました。中央は米国のモデルのジジ・ハディド。左はファッションデザイナーのアレクサンダー・ワン(モデルとして登場!)。いちおうカレンダーには物語が設定されていてジジ・ハディドはすべてを持っている、ひとの羨望の的である女優を演じる。しかし満たされない思いを抱えていてそれをメンターであるアレ...
View Article時代は絶景フェス?
ここ数年、絶景という言葉をよく目にするし、聴きます。書店にも国内外の風景を収録した絶景ガイドが多数出版されてますよね?僕が絶景を意識したのは実は建築から。絶景ってどちらかというと大自然!がテーマで、観光客向けだから、僕みたいに大自然(それはそれで好きですが)よりも、街に建築を観に行く方が好きな人にはピンと来なかったと思うんですよ。ところが、LAのStahl...
View Article夏が終わるまえに
「にしんなす」は数寄屋橋「下鴨茶寮東のはなれ」で先日食べてしみじみした一品。賀茂なすと身欠きにしんの炊き合わせで、にしんも冷たいのがミソ。にしんのほどよく品のいいうまみと香りに、賀茂なすのやや青っぽい香りとしゃきしゃきした歯触りの組み合わせの妙です。ぼくは毎日食べても飽きないと思っている料理でもあります。春夏秋冬それぞれおいしい料理がありますが、夏を惜しむ一品は間違いなくこれでしょうな。間に合うよう...
View Article燻製湖南料理
三軒茶屋の「辣香里(シャンラーリー)」は湖南料理を看板にした中国料理店。神田で最初にオープンした「味坊」の系列です。こちらは写真の湖南地方のベーコンを使った炒めものなど発酵や燻製の素材を使うのが得意なようです。山羊を使った料理もそれなりに多いし、魚も独特の料理法。辛さは言うほどでもなくその点は多くのひとが楽しめます。個性を売り物にしているお店ですが、女性客が多く、雰囲気を楽しんでいるようです。ワイン...
View Articleいまこのクリームが手元になくて耐えられない
法事で実家に戻り、いつも使っているDr.Saitoのクリームを忘れてきてしまった。送ってもらうこともできるけれど、麻布十番のお店までこれから買いに行くことにした。もう4年近く、このクリームを顔に塗り続けている。これほど生活に欠かせないアイテムはそうそうない。例えば旅に出る時、パスポート、PC、iPhone、クレジットカード、このクリームが必要最低限のアイテムだ。ほかのものはどうにかなる。長く愛用して...
View ArticleEchigo-Tsumari Art Triennale 2018
三年に一度、越後妻有(新潟県十日町市、津南町)で開催される「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」に行ってきました。2000年に始まり早くも7回目の今回は、以前にも増して地域との一体感が醸されていて、楽しい旅行となりました。いくつか印象に残った作品を紹介します。 今回の目玉的作品、清津峡トンネル内に作られたMAD...
View ArticleNomco Curry Map #41 虎ノ門 ジーエス| カツとカリーを食べに行く
ノムコはカリー全般が好きなので、これじゃなきゃダメみたいな拘りはなく、おいしいカリーなら何でも好きです。敢えていうなら、揚げ物+カリーもコンビが大好物といったところでしょうか。そんなわけで今年6月に虎ノ門に「カツとカレーの店...
View Article今年は24日まで
東京・日比谷「ザ・ペニンシュラホテル東京」の名物(名物多いが)である月餅(げっぺい)。中秋節に食べるのが中国文化で、作りはいろいろ。夜空に見立てたあんの中に”月”であるアヒルのタマゴを配したりする。ザ・ペン(と呼んだりする)のものは、アヒルの塩漬け卵黄やカスタードパウダーなどを混ぜた餡を使う。しっとりしていて、淡い甘さで上品で、お茶だろうと紅茶だろうとコーヒーだろうと牛乳だろうと、なんにでも合う。2...
View ArticleNomco Curry Map #42 パリ2区 Spoon 2|デュカスがカリーを作ったら
今回のノムコカリーマップはパリからお届け!昨年末にパリ2区のブルス(旧証券取引所)にオープンしたアラン・デュカスさんの新生スプーンへ!パリ通な人には、ヤニック・アルノのテロワール・パリジャンがあったところというとわかるかもしれない。(現地食通にそう説明されました)スプーンは世界各国の食をテーマとしたアランデュカスさんのレストラン。シャンゼリゼからこちらに移ってきました。インテリアもそうですが、お料理...
View ArticleNomco Curry Map #43 パリ1区 えびす|ヨーロッパでカツカリーは流行になれるか!?
海外で日本食が恋しくなるタイプではないので滅多に行くことがないのだけれど、一緒に行っていた某ファッションディレクターに誘われて、ルーヴルとヴァンドームの間あたりにある和食えびすへ。空前の日本食ブーム(らしい)に沸くパリにはたくさんの日本食屋があるけれど、その多くは中国人とか韓国人の経営で「これ日本食?」みたいのが結構あったりする。けれど、ここ「えびす」はれっきとした日本人オーナーの定食屋さんです。オ...
View Article存在の耐えられない悪さ
アメリカに潜伏するロシア夫婦スパイの日常を描い『ジ・アメリカンズ』を観終えた。そして、アメリカの優れたドラマを審査対象にしたエミー賞で、『ジ・アメリカン』のケニー・リスが主演男優賞に選ばれたというニュースも飛び込んで来た。冷戦時代のアメリカを舞台に、夫婦で諜報活動や暗殺に勤しむスパイが、子育てに、そして夫婦生活に悩むというサスペンス&ホーム・ドラマ。夫は、自己改革セミナーにまで通うのだ。あげくの果て...
View Article新生ファロ
これは「じゃがいものスパゲティ」です。東京銀座資生堂ビル内「ファロ」が能田耕太郎エグゼクティブシェフを迎え、2018年10月1日よりリニューアルオープンするにあたり、このあいだ少し食べさせてもらいました。じゃがいものパスタはイタリアの地方料理ですが、これをベースに現代的に仕立てた一品です。能田氏は2017年の「テイスト・オブ・ザ・ワールド」というコンペティションにこれを出品し、みごと優勝したことが当...
View Article11月が待ち遠しい
このあいだ個人旅行でタイのプーケット島に行ってきました。東京はまだ暑い季節でしたが、プーケットは雨季であるにもかかわらず幸い雨も降らず、しかも気温は涼しく、幸運に恵まれました。宿泊先はプーケット島では空港から比較的近い「JWマリオット」。巨大なホテルですが低層のリゾートホテルで海岸沿いのロケーションゆえ、かなり寛ぐことが出来ました。ドイツ人は悲しくなったり人生の意味を考えたりしたくなると森に行くとい...
View Article「神の手」を持つ時計師とは?
まだ夏も盛りの時に、スイスから一通の手紙が届きました。中身は私の友人夫婦の時計師とその奥さんからの結婚一周年のお知らせ。彼らは結婚式の一年以上前に「式に来てねっ!」と告げて、私はSave the...
View ArticleNomco Curry Map #44 アークヒルズ ポンガラカレー|大阪の名店がやってきた
9月の大ニュースといえば(もう10月だけど)、大阪梅田地下に1店舗を構えるだけだったポンガラカリーが、東京進出!しかも2店舗も!9月12日にアークヒルズに、25日には大手町プレイスに。アークヒルズのカリーの名店「フィッシュ」が昨年閉店して涙をのんだファンが数多くいましたが、そのフィッシュの跡地にポンガラがやってきたんだから驚き!アークヒルズはノムコの勤務地でもありまして、11時から22時までいつでも...
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