ノムコはカリー全般が好きなので、これじゃなきゃダメみたいな拘りはなく、おいしいカリーなら何でも好きです。
敢えていうなら、揚げ物+カリーもコンビが大好物といったところでしょうか。
そんなわけで今年6月に虎ノ門に「カツとカレーの店 ジーエス」ができたのを知ってからは、いかなければと思いつつ、海外遠征続きだったので、はや3か月がたっていました。
「日本にいったら、とんかつ、カツ丼、カツカレー、抹茶アイスが食べたい」とインタビューに答えていた大坂なおみ選手が今朝来日をしたので、今日はカツカレーを食べるのにお誂え向きな日だわと思って、ようやく行ってきました。
場所は虎ノ門の飲み屋街みたいな一角です。

11時40分に行ったのでまだ席は空いていましたが、12時ともなるとお昼のサラリーマンが行列します。これ、12時ちょうど。この時で8人待ちくらいでした。

しかし、サラリーマンのお昼というには少し高めのプライス設定

おおっ、3か月も遅れてやってきたのが功を奏したのか、新たにヒレカツカリーが追加されていました。
ノムコはヒレカツ派のため、迷わずヒレカツカリーをオーダー。
カウンターのみの12席。
カレーがやってくるのを待ちながら、テーブルの上の調味料をチェック。

辛味スパイス、ロレーヌ岩塩、中濃ソース、ウスターソース、そしてキャベツ用なのか、オニオンドレッシング。
お塩があるあたり、期待が持てます。
やっぱおいしいトンカツって塩で食べてみたいものね。
そうこうしているうちに10分弱でやってきました、カツカレー。

センターのライスを挟んで左にカリーソース、右にキャベツとカツという構成です。
そうそう、カツだけも食べたいもんね~、カリーソースがかかっていないほうが嬉しい。
まずはカリーソースをひとくち。
グリーンがかったブラックカリーですが、モルディブフィッシュ(スリランカの鰹節)系の魚ダシの風味あり。油は少な目なのでかなりアッサリとしたサラサラソース。
個人的にはちょっと塩味が強すぎるかな、と思った。しょっぱいというよりも塩の主張が強い。
トッピングの卵黄をいれると味がまるくなっていいのかもしれない。
次にお箸片手にカツをパクリっ。
外はカラリ、中はやわらかなトンカツ。厨房をのぞいてたら揚げた後に余熱で火を通してる感じだった。それがやわらか仕上げの理由ですかね~。

塩でひとくち、中濃ソースでひとくち、ウスターソースでひとくち、合計3口でまず初めのひとつを食べてみましたが、豚肉が比較的アッサリとした味のものなので塩が一番合うと思う。
そしてカリーソースに絡めてまたひとくち。
うーん、カリーとのコンビネーションで言うとなんか物足りない。
カリーと食べるとアッサリのはずのトンカツのはずが揚げ油の香りのほうが立ってきてしまって、豚のうまみが足りなく思えてくる。
カツカレーとしてはあまり好みではないかもしれないな、と思った。
しかし、である。
考えてみたらここは、「カツカレーの店」ではないのだ。「カツとカレーの店」。
そうだよ、右側でカツ定食を食べながら、左ではカレーライスを食べる。
ひと皿で2度おいしい、アレですよ。
ごはんの上には浅漬けのピクルスと、野菜のマリネ(というのか?バターソテーというか)がのっていて野菜をカレーと混ぜ混ぜしてもよい。ピクルスは、カリーライスとカツ定食の間の箸休めにもなる。さらにはカウンターにおかれたショウガを箸休めにするのもよい。
そして、けっこうなボリュームだったと思うのですが、午後はずっとオナカがすっきりしていました。
というくらい油分が少ない、ヘルシーカツカリーです。
ちなみにココ、トンカツの名店「ポンチ軒」と目白の洋食の名店「旬香亭」を手掛けたシェフのお店です。
17時以降限定のインディアン海老ライス、カツカレーサンドも気になるので、夕刻にまた再訪したい。
カツとカレーの店 ジーエス with 旬香亭

港区虎ノ門1丁目8−4
03-6550-8141
11:00 - 15:00、17:00 - (売り切れ次第終了)
日曜定休