今回のノムコカリーマップはパリからお届け!
昨年末にパリ2区のブルス(旧証券取引所)にオープンしたアラン・デュカスさんの新生スプーンへ!
パリ通な人には、ヤニック・アルノのテロワール・パリジャンがあったところというとわかるかもしれない。(現地食通にそう説明されました)

スプーンは世界各国の食をテーマとしたアランデュカスさんのレストラン。シャンゼリゼからこちらに移ってきました。

インテリアもそうですが、お料理もわりとカジュアルめです。
まずは一杯。

バーカウンターには日本のウィスキーもたくさん。
まずは前菜から

左上から、付き出しのベジタブル海苔巻き。これ美味しかった!ニンジン、ダイコン、エンドウ豆をマリネしたものを海苔で巻いてお好みソースで食べる。この後カンヌでこれと全く同じものに出会ったのですが結構流行りモノなのかしら。
そして、たこ焼きプレートに入ってやってきたのはメキシカンの「チリ・シン・カーン」。チリコンカーンが馴染みがあるけど、「シン」だとベジタリアンなやつです。マメとキヌアとか。
中段は「ラビオリ」とありましたがどう見ても餃子。海老餃子とポークワンタンきのこ乗せ。
下段は予約を取ってもらったプラザ・アテネからのからの贈り物だそうで、なんだったんだろうな。肉とピーマンの炒めもの。そしてシュリンプケーキお好み焼き風。
まー、国籍なんて関係ない!というラインアップですが、どれも楽しくて美味しい。
そして、チキンカリー!

カリーソースは少なめで、表面をカリリと焼かれたチキンとジャガイモ、炒めた赤ピーマン、青梗菜にカリーソースであろうものがかかっています。それからバジルのソースとフライドオニオン。
ググッと寄ってみるとこんな感じ!

パクリっと食べてみると!
タイカレーよろしく、コブミカンがかなり効いた酸味のあるソースです。そしてココナツミルクと。辛味はあまり強くはありません。というか酸味が強いのでスパイスを感じてる暇がない。カリーソースが少ないんじゃないか?と思ったけど、この酸味なら納得。
チキンと合わせて食べるとスプーンが進む進む!チキンと野菜の素材の旨味が、カリーソースで引き立てられる。
ちなみにご飯はなぜか酢飯でこのカリーには合いませんでした。(いや、どのオカズにも合わないだろう)
食べたことのない味のカリー。
現地の味をいかしつつも、現地にはないコンテンポラリな料理。
タイカリーもデュカスさんの手にかかればこんなことになるのねぇ。
Spoon
Palais Brongniart, 28 Place de la Bourse, 75002 Paris,
+33 1 83 92 20 30
ランチ 12:00 - 14:00
ディナー 17:00 - 22:00
無休