GQブログの新しいプラットフォームは、カテゴリーが「スタイル」
私はオークションハウスの前には、よく知られた幾つかのブランドで仕事をしていました。
なので、時計を語るもさることながら、それら様々なブランドのプロダクトやそれらが
元来持つ理念に、今も強いリスペクトを持っています。
さらに嬉しいことに、
かつての同僚達が、今では様々なラグジュアリーブランドの要職につくようになりました。
新作情報や、ショップのイベントなど、色々と時計以外の情報も入って来ます。
せっかくなので、そんな話もこれから少し混ぜてみたいと思います。
ちょっと前ですが、「サルバトーレ・フェラガモ」の銀座フラッグシップショップが
全面リニューアルオープンしました。


グランドオープンは華やかでニュースにもなりましたから、GQ本誌からでも知るところですが、私はそれに先立つプレオープンに寄らせていただきました。

もちろんフェラガモは元来靴屋ですが、今では総合高級ファッションブランド。

イタリアの感性がたっぷり入った、ちょっとエロ雰囲気を持った靴や、レザーグッズ、
そしてカラフルなそれは、使わなくても眺めているだけでも楽しいものです。


眺めているだけでイイ、こんな感覚は時計と一緒ですね。

ちょっと「遊び」やあえて計算された「スキ」を入れ込んだプロダクトは、
不思議と惹きつけさせられるのです。

もちろんフェラガモはちゃんと「時計」もコレクションに加えています。

細い性能や機能はどうでもいいのです。
だって世界のフェラガモですから。
さて、ここではなかなかのプライスタグと、
ファッション上級者だけに許されアイテムばかりだったので、何も購入せず断念。

時計のストレートさと違って、ファッションの難易度を痛感したのですが、
さすがに手ブラで帰ったのは悔しかったのでした。
そんな時、同じイタリアの高級ファッションブランドのTOD’S=トッズの売り場で、
偶然発見して一目惚れ。

思い切って購入したものがありました。
それがこれ、ウオッチケースです。

トッズはドライビングシューズがアイコンとなった、
シューズとレザーグッズを中心とした高級ブランドですが、フェラガモと違って、
時計は展開していません。
なので、そんなトッズにまさかウオッチケースがあるなんて思いもよらなかった
サプライズと、さすがイタリア最高級ブランドのレザーならではの
クオリティーで手が伸びたのです。


これを選んだ決め手のもう一つは、
ウオッチケースの「留め金」に「磁石」を使っていなかった点、これです。

時計に磁石はご法度なのはGQ読者なら周知のことですが、
この手のプロダクトは案外そんな当り前の事すら無視されたものが多いのです。
一番ダメなのは時計ブランドのノベルティーグッズでその例もあるのです。
それに「なんとなく」買ってしまうようなものは、結構ご法度の磁石がつかわれています。
しかし、このトッズのウオッチケースにはありませんした。
流石時計大国イタリアの大御所ブランドです。

きっとここのボードメンバーは時計好きなのかな?などと想像します。
時計は高額ですからおいそれとは買い足し出来ませんが、
時計にまつわるちょっとしたアイテム、たまには手にして見てはいかがでしょうか?
案外対費用効果は時計本体以上だったりします。

いかがですか?
アクセサリーも時計を引き立たせる重要なアイテムです。
ちょっと思い切って「イイもの」を買いましょうよ!