毎日通える仕事があって、毎日満足できる食事をして、恋した人と毎日暮らすことができれば、この世は満たされたと言える。
足りるを知る心が人を幸せな暮らしに導くことを知りつつも、結局のところ私達は物欲を断ち切ることもなく、新たな夢を求めて賑やかなデパートに迷い込む。
洋服や鞄を新調すると、心まで新品になった気分になる。
つまりは、生きて行く以上、ファッションと人間は切り離せないものである。
人間がいればドラマがある、ドラマがある人間はファッションを上手に活用している。

私が、五年前 " Z A R N Y "を創設して、コレックションが完成したその一年後、皮革製品を展開した当時、色鮮やかなクロコダイルレザーのiPhoneケースを、松屋銀座の一階で販売したのが始まりだった。
その際 " Z A R N Y "製品をいち早く販売してくださった販売員の名と、 " Z A R N Y "製品をいち早く購入してくださったお客様の名を私は生涯忘れることはない。
それから四年が経過し、コレックションを展開するにあたって、親愛する友人達が、私の意志に寄り添う形で、協力者となり、支持者となり、継続して支援してくださった結果、 " Z A R N Y "は歩みを続けることができた。

ようやく多くの支持者のお引き立てにより、松屋銀座で今年2016年11月16日から
" Z A R N Y 11 days CONCEPT STORE in MATSUYA GINZA "
「ザニー・イレブンディズ・コンセプトストア・イン・松屋銀座」
を開催する運びとなった。
11月16日(水)〜 11月26日(土)の11日間、私と私のチームの手がけるブランド 『 Z A R N Y 』 を代表するレース、ファー、カクテルジュエリー、カラーレザーやドレス、星座や天体、石英の造形美からインスパイアされたコレックション集を集結させた、11日間のコンセプトストアである。
松屋銀座3階のスペースで、" Z A R N Y "の夢を体現する空間を展開する。

私が理解するに、着る人の個性と意志をより良く、主張する手助けするツール、それがファッションであると思う。
力強いポジティブな " Z A R N Y "コレックションを松屋銀座3階で楽しんでいただけたら幸いに思う。

渋谷ザニー
http://www.zarny-onlineshop.com
【 関連コラム & 参考文献 】
「 松屋銀座 / MATSUYA GINZA 」
http://www.matsuya.com/m_ginza/
「 GQ JAPAN ラグジュアリーへの崇拝 / 渋谷ザニー 」 http://gqjapan.jp/life/business/20120717/the-new-tokyos-view4
「 GQ JAPAN 女のスーツはブラック / 渋谷ザニー 」
http://gqjapan.jp/life/business/20120614/the-new-tokyos-view3
