今年の11月にオープンしたばかりの、スパイスラボ・トーキョーへ。
こちらは、モダン・インディアン・キュイジーヌという今まで東京にはなかったジャンル!
ロンドンやニューヨークなどインド系エグゼクティブが多いエリアでは、こういったモダン・インディアンはもうこの10年くらい流行っているのだけれど、日本だとどうしてもインド料理=カレー=カジュアルなイメージになりがち。
ついに日本にもモダン・インディアンが来たかぁと感慨深いものがあります。
場所は銀座5丁目。数寄屋橋交差点がよく見える場所にあります。
ディナーは2種類のコースで、8800円と14300円。いずれもノンベジとベジタリアンの2種類があるので、正確には4種類です。
今回は8800円のノンベジを頂くことにしました。
まずは、小さな前菜。

レンズマメのペーストを揚げたもの。ソースはトマト、アボカド、炭の3種類。
視覚的に、みんなが知ってるインド料理ではないのだなーと思わせてくれる一品。

続いてはバターナッツのスープ。こちらにはトリュフオイル、クミン、パンプキンシード、お味噌が加えられていて、日本的なやさしい仕上げとクミンの香りが絶妙。
そしてその次は揚げ物の前菜。

真ん中にあるのはゴルガバ。ネパールでいうところのプーリ。からりと揚がった球体スナックに冷たいスープが入っています。このスープがミントとレモン、みりん、ウメ!ミントの爽やかさとみりんのまろやかさが新鮮な組み合わせが素晴らしかった。
左下は紫蘇の天ぷらにヨーグルトとざくろとタマリンド、そこから逆時計回りにヒヨコマメのスポンジケーキにからしと海老、鴨のケバブ、バターチキンのサモサ。
いずれもクオリティの高いワンバイトで、存在感が素晴らしい。
メインはベンガル料理の、スパイスマリネしたロブスター
あれ、写真撮り忘れているではないか……
どうぞ、文字からご想像ください…
こちらには、紫キャベツで巻いたトマトロブスターライス、フィンガーライム、クミン風味のジャガイモ、ニラのマスタードソースが添えられていていました。
なかなかこんなに立派なロブスターが出てくるインド料理屋さん、ないよなぁ。
そして口直しにパッションフルーツとクミンのガリガリ君風

その後にチキンビリヤニ、カリー(バターチキン、ダル(豆)カリー)、ライタ、クルチャ。



これらはなんとおかわり自由!!
クルチャは、トリュフマッシュルーム、バター、チキンチーズ、ズワイガニとニラの4種類で、これだけでもずっと食べていたいおいしさ。
カッチャルバッチャルのチーズクルチャも好きだけれど、こちらはもっとスナック的でいくらでも食べれれてしまいそう。
デザートはターメリックとナツメグのアイスクリームに4種類のソース。エスプレッソ・マスカルポーネ、ベリー、カスタード、パンプキン。

全体としてクミンの存在感がかなり押し出されたメニューという印象でした。
いままで主役にはやってこなかったクミンが、銀座で開花。
すばらしいお料理でした。
ちなみにひとつ上のフロアはバーになっていて、食後にはスパイスカクテルをいただくなんていうのもアリです。



これを契機に日本のインド料理の世界が広がるとよいなぁ~。
スパイスラボ・トーキョー
東京都港区新橋6丁目10−2 10F
050-5456-3629
11:30~15:00(14:00 LO)、18:00~22:30(21:00 LO)
年中無休