
私にとって銀座といえば資生堂パーラー、というぐらい思い出ぶかい同店が2019年11月1日にリニューアルオープンした。1階ショップ、3階カフェ、4階と5階のレストラン、8階サロン、9階ホールが対象で、コンセプトは「革新と継承」なのだそう。

ケースやお菓子のなかには、銀座本店限定のものがいくつも用意される。数量限定のショートケーキ(ホールで6480円)や「花椿ショコラ」(一つ270円)など、ここでしか買えないものがいくつも用意されている。
海外からの訪日客で埋め尽くされている感のある舗道をかきわけかきわけ、ここへとたどりつく努力も、こういう買い物が出来ることで報われるというものだ。
包装紙のパターンも一新された。今回は赤い千鳥格子が使われている。デザインを手がけたグラフィックデザイナーの仲條正義氏も会場に来ていたので、この模様を選んだ理由をうかがうと、「好きだから、ですねえ」という答えだった。今季の千鳥格子の流行は「考えてもみませんでした」と笑っていらした。
